レンタル救世主

とにかく笑って笑って、そして泣きました。誰かの救世主になりたいという一心で頑張る主人公の赤辺悠五は、はっきり言ってダメダメな主人公です。人を助けたいという気持ちはとても強いのに、ケンカも弱いし、お人好しだし、本当に情けないんです。でも、一生懸命な彼の姿は、いろいろな人を変えていきました。レンタル救世主はビジネス。自分のかっこいい姿をビデオに撮りまくっていた葵は、悠五と出会って代わりました。かっこいいだけじゃない。誰かの為に必死に動くようになりました。

そうやって、悠五は知らず知らずの間にいろいろな人を変えていったのです。

このドラマのすごい所は、普通の何でもない平凡な人間が、人の考えを変えてしまうという所です。

誰もが誰かの救世主になれるという事を証明してくれたのが、このドラマだと思います。

中でも、悠五の妻である紫乃が素敵でした。悠五の重荷になりたくなくて、彼女は離婚を決意します。でも、家族の為に頑張っている悠五は、紫乃と娘が去ってしまい、精神的にも落ち込みます。

お互いの優しさが、すれ違ってしまう事ほど悲しい事はありませんでした。でも、この事が逆に家族の絆を強くしたんだと思います。

誰かの笑顔の為に、今日も誰かが誰かの救世主になっているのかもしれない。そんな事をつい考えてしまう。心がホッとするドラマです。

人との接点が少ない今だからこそ、こういうドラマが必要なんじゃないのかなと、私は思います。